漢方と山葡萄〜その効能と処方〜
           漢方薬として、いまなお認められています。
蛇葡萄 中薬名、《救荒本草》より

別名 山葡萄、野葡萄。葡萄科植物蛇葡萄
Ampelopsis brevipedunculata(Maxum.)Trautv.の葉及び茎。

性味  甘、平。

効能  利尿、清熱、止血作用。

  1. 慢性腎炎、排尿障害、消化器出血の治療に有効。
  2. 外傷による出血に外用として用いる。

蛇葡萄根 中薬名、《浙江天目山薬用植物志》より。

別名 山葡萄根、野葡萄根、蛇白レン、葡萄科植物蛇美葡萄
Ampelopsis brevipedunculata(Maxim.)Trautv.の根及び根皮

中国・遼寧、河北、山西、山東、江蘇、浙江、福建、広東に分布。

性味   甘、酸、平。 

効能  清風解毒、キョ風除湿、散シャ破結。

  1. 肺腫瘍、腸腫瘍、嘔吐、腹瀉、間接痛などの治療に効果的。
  2. 吹き出物、おでき、打撲、火傷などに外用として用いる。
  3. 葡萄球菌に対して抑制作用が認められている。
     

(中華人民衛生出版社 簡明中医辞典より)

 



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